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散歩/外出
【特徴】
散歩や外出が作業療法になるのかと思うかもしれませんが、なるのです。治療として目的を持って行い、その効果が得られるのであれば、それはりっぱな作業療法になるのです。散歩は、特定の目的もなくぶらぶらと散策することであり、外出は、家から出るとか、他の場所に行って何かするとか特定の目的を持っていることが多いです。手軽に行なうことができる作業であるのですが、音楽鑑賞、テレビ鑑賞よりも能動的な要素も持っており、歩くという日常的な要素と、リラックスして日常から開放されるという非日常的要素の中間的存在の作業になります。
【材料/道具】
なし。
【治療的効用】
1人で気軽に行なうこともできますし、数人で話しながら行なうこともできます。さらに、歩くという作業が、共通作業となり、人とのコミュニケーションを行なう際のワンクッションとなるために、対人緊張などがある人でも、一緒に歩くことで緊張を高めずに済むことも考えられます。これは、例えば部屋で二人で何もせずに黙っていたら、気まずい雰囲気が流れる場合でも、散歩しながらだと、歩くという動作によって、さほど気まずい雰囲気にならないということは、誰でも経験したことがあるとは思いますが、それと同じような効果を発揮します。また、一定のリズムを刻むということは、安心感を促してくれます。そのリズムは決して早すぎることもなく、規則正しくリズムを刻んでいきます。赤ちゃんが母親の心臓の音で安心するというように、人は無意識のうちに一定のリズムを刻むことによって安心感やリラックス効果を得ることができるのです。歩くことは、まさに身体全体を使ってその一定のリズムを刻んでいくことになるのです。また、外出するということで気持ちに張りがでてきます。特に用事がないし、身体がだるくしんどいからと言って、家の中にじっとこもりきりではなく、特に用事はなくてもいいですので、一歩外に出てみてください。キュっと気持ちが引き締まることを感じることができるはすです。その気持ちは決してストレスになるものではなく、精神的、身体的な賦活を促してくれるものなのです。
【長所】
歩くという基本的な動作が可能であれば誰でもすることができます。1人で、自由な時に、自由な長さで、自由な場所で行なうことができます。
【短所】
雨の日だと、うっとうしいと感じる時もあるとは思いますが、雨の中をゆったりと散歩することも、晴れている時とはまた違った雰囲気の中で散歩を楽しむことができます。ただ、雨がそうとうひどいと、靴や靴下が濡れてしまったりすると、やっぱりうっとうしいですね。
【備考】
少し昔までは、病院の散歩でも入院している人の運動不足の解消のために、入院している人が列になり、それを病院職員が引率して病院の近くを散歩しているという光景も多かったのですが、最近では基本的には少人数で行なわれるようになってきています。
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