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陶芸
【特徴】
陶芸(やきもの)の歴史は古く、紀元前15,000年頃に始まったと言われています。それだけ人の生活の中で深く関わってきたものであり、芸術としても確立されたものとなっています。作品は作る人によって、ひとつとして同じものはできませんし、このことが作品に味わいと親しみを持たしてくれます。
【材料/道具】
粘土、釉薬(色)、揮発剤、ろくろ(手動、電動)、針金、針、板、へら、たたら板、こて、弓、なめし皮、切糸、バケツ、ひしゃく、スポンジ、窯、など
【治療的効用】
いわゆる「泥遊び」を芸術の域にまで高められたものが陶芸になります。「泥遊び」をやりましょうと言われて、大人であれば、「やります。」と即答できる人は少ないと思います。どうしても照れや子供のやることという考えがあるために、素直にすることができないというのが実際だと思います。ただ、「泥遊び」が子供の遊びであるというイメージがあるように、陶芸にも子供に返ったように無心で取り組める魅力があります。つまり芸術という名のもとに子供に返ったような体験ができるのです。また、生きがいとしての趣味としても、社会的にも十分納得させてくれますし、完成品が決まったものでないために、自分のイメージを膨らますことができたり、焼きあがった時の色は、窯から出してみないと分からないという驚きと感動を与えてくれる瞬間となります。
【長所】
粘土という素材から、形を形成する時に何度でもやり直しができますし、形にしても個々の個性がオリジナル感を強めてくれますので、出来によしあしはあったとしても根本的に失敗感はあまり感じなくてすみます。また、粘土を練る、こねる、丸める、ちぎるといった作業は、無心にしてくれる作用があり、集中して陶芸に打ち込むことができます。作った作品は、実際に食器として日常生活で使うことができますので、実用的なものとして人にあげたとしても喜ばれることが多くなります。
【短所】
作成途中の作品の保存が難しくなります。どうしても大作を作ろうと思うと一回だけでは完成しないこともありますが、通常そのままにしておけば、乾燥してしまいますので、濡れ雑巾にくるんでからビニールでくるみ、発泡スチロールやポリ容器に入れておきますと柔らかい状態のまま保存することができます。また、不潔恐怖症がある人にとっては、手が泥だらけになるということは、耐えられないことになります。実際、本格的な陶芸をしようと思うと、場所、道具、材料をそろえることは、一般の家庭では難しくなると思います。ただ、病院の作業療法やデイケアで行なっているところもたくさんありますので、本格的なものはそういった施設を利用する方がいいかもしれません。
【備考】
オーブンで焼くことができる粘土もあり、窯がなければ焼くことができないということはありません。また、七輪で焼く方法もありますので、窯がなくても陶芸を始めることができます。作りかたに関しては、特に決まりはありません。自分の思うように作ればいいのです。ただ、基本的なことは押さえておいた方がいいと思いますので一般的な作り方を挙げておきます。
たま作り
:
粘土の塊をへこましていくことによって形を作っていきます。
ひも作り
:
粘土でひも状にして、それを積み上げていくことによって形を作っていきます。
たたら作り
:
たたら板を使って粘土を板状にして形を作っていきます。
具体的な作り方は、専門書を見てください。
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